バンコク仕入れ日記(1日目)

 

こんにちは、佐々木智子です。1月末、タイ・バンコクへ仕入れに出かけてきました。その記録をゆるりと日記に記してみます。お付き合いいただけたらうれしいです。

 

今回の仕入れ旅は、バンコクのみ、週末3日間の日程。宿は旧市街エリアにとりました。サパーンタクシン駅から、バンコクで一番古い通りのチャルンクルン通りを10分ほど歩いたところにあるミニホテル。このあたりはここ数年でTCDC(タイランド・クリエイティブ・アンド・デザインセンター)やおしゃれなショップ、宿泊施設などが次々と出来、昔ながらの下町風の街並みとの新旧が入り交じったおもしろいエリア。チャオプラヤー川にも近く、ボートで出かけるにも便利なところです。

 

1日目はチャイナタウン(ヤワラート)方面へ出かけました。しばらく歩いていくと、早速気になるブリキのお店を見つけました。ぐるりと見回すと奥に工房があってここで作っている様子。ダクトなどの設備に使う大きな製品も多いけれど、蓋つきのボックスやじょうろなど、ふだん使えるかわいい雑貨もいろいろあるみたい。職人さんも優しく、いろいろと手に取って見せてもらいました。中でも蓋つきのボックスがかわいくて、裁縫箱くらいのをサイズ違いで注文することにしました。ちょっと手作り感が残っていて荒っぽい仕上げもいい。奥で作業しているお兄さんに「写真撮っていい?」とカメラを向けると、ビシッとカメラ目線でこたえてくれました。

 

ブリキ屋さんを出ると、下町らしく、細い路地がちょっとした市場になっていて、お惣菜やおやつを売る屋台が並んでいます。果物も美味しそう。昔ながらの部屋着もかわいいな。ベトナムにも似たようなのがあったなあと思って写真を撮りました。生活の気配が濃く、密集した家や玄関先を見て歩くだけでも楽しいエリアでした。

 

 

タクシーでサンペーン市場へ移動。ここは細長い通路に雑多な店が延々と並んでいます。雑貨やアクセサリー、手芸材料…。問屋街ならではの活気があっておもしろい場所です。道幅が狭いので荷物を抱えるとすれ違うのもたいへんなくらい。暑い時期はへとへとになります。雑貨好きな方にはおすすめの市場ですが、比較的空いている午前中早めに出かけるのがいいですよ。

 

 

チープな雑貨が中心ですが、布や素材は品ぞろえの良い店が数軒あります。ここではチェック柄のマルチクロス「パーカオマー」をたっぷり選びました。ほかには台所用品のお店でホウロウの食器やガラス製品などを。タイの花柄のホウロウ製品は昔から大好き。今も市場などで現役で使われているのをよく見かけます。

 

 

さて、いつも仕入れまではいいのですが、その大荷物を持ってホテルや郵便局へ移動するのがひと苦労。この時はお店の人にタクシーまで荷物を運ぶのを手伝ってもらえて大助かりでした。数カ所の店に取り置きしておいた品物を順番にピックアップしてホテルへ戻ります。

 

 

到着前に、ホテルのすぐ隣の郵便局で段ボールを購入。ホテルの部屋でパッキングの準備をして1日目は終了です。郵便局は、今はTCDCとして活用されているクラシカルなビルの一角に入っているのですが、このビルは元々バンコク中央郵便局だったそう。築80年ほどの格式ある素敵な建物です。コワーキングスペースなどもあり、見学するだけでも楽しめるのでおすすめです。滞在中はちょうどDESIGN WEEKのイベントを開催中だったのでのぞいてきました。

 

2日目につづく。

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