ミャンマーでロンジー布をたくさん仕入れてきました!

佐々木智子です。9月上旬、ミャンマーのヤンゴンへ仕入れに行ってきました。雨季の真っ只中で毎日数回スコールが降っていました。

ミャンマーの人々は普段から民族衣装の「ロンジー」を身につけています。ロンジーは1m×2mくらいの布を筒状に縫い合わせ、巻きスカートのようにして履く衣装。スカート風の衣装ですが、男女問わず日常的に身につけています。男性もほとんどの人がロンジー姿。暑い国なのでスボンより風通しがよくて涼しいのがいいみたい。会社員の人も上はワイシャツ、下はロンジーというスタイルなんです。

私のお目当てはこのロンジーの布。ミャンマーには130にも及ぶ民族が住んでおり、民族ごとに、そして地域ごとにデザインが違っていて、素材も普段着のコットンや正装用のシルクなどさまざま。女性用は花柄や華やかな柄が入るものが多く、男性用は細かな織り模様やチェック柄が多いようです。市場へ行くとさまざまな布が並んでいて目移りします。形がシンプルなだけに、織りや模様のバリエーションが豊富なのは日本の着物の文化と似ているかもしれませんね。

 

朝早く、街の中心部にあるボージョーアウンサンマーケットへ向かう途中、お坊さんの托鉢の列に出会いました。たくさんの人が食べ物などを寄進しています。ミャンマーは約9割の人々が仏教徒、男性はそのほとんどの人が、女性も3〜4割の人が一時的に出家をするそう。尼僧の列には、小さな女の子もよく見かけます。歌うようにお経を唱えながら歩いていました。

 

ボージョーアウンサンマーケットは、お土産品、ヒスイなど扱うお店が1000軒以上も入る大きな市場。そしてロンジー布のお店もたくさん。その布の量、種類に圧倒されます。じっくり見ていくと、お店ごとに特徴があっておもしろい。ミャンマー各地の布のほかにタイ、インドネシア、インドの輸入品もあります。そして布のお店の間のあちこちに小さな仕立て屋さんが。ミシンを1、2台置き、市場で買った布を持ち込むとその場で縫ってくれます。ロンジーなら30分ほどで出来上がるそう。次回はオーダーしてみようかな。

 

今回は男性用のチェック柄のロンジー布をたくさん買い込みました。これでブラウスやギャザースカートを作るつもりです。女性用のかわいい織り柄の布はバッグやポーチにしようかな。ミャンマーから送った布が先日届いて、今せっせと洗濯機で洗ったりサンプルを作ったりしているところです。製品以外にも、そのままロンジー布としても販売する予定です。手作りの素材として、またストールやマルチクロスとしても使っていただけそうです。ミャンマーのロンジーの布や洋服、お店に並べるのが楽しみです。

 

滞在中の食事の話も少し。おいしかったのは「カチン料理」。ミャンマー北部の山岳地帯、中国の雲南省の近くに住む少数民族カチン族の料理は、油が少なめで(ミャンマー料理は油をたっぷり使うものが多いんです)、ハーブとスパイスが効いています。山菜や野菜が多めでちょっと辛めの味付け。ごはんによく合うんです。カチンの人たちは日本人にも顔立ちが似ており、私はカチン族のロンジー布も好きなので親しみがわきます。かごを使った盛り付けもかわいいお店でした。


<9月21日、新店舗オープン!>
2019年9月21日(土)、cholonの実店舗がオープンします。場所は「庭ビル」1階です。庭ビルはD&DEPARTMENT HOKKAIDO、写真店マッキナフォト、絵本とおもちゃ「ろばのこ」などが入居するビル。広いギャラリースペースもあり、いつも何かが起きている建物です。
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定休日は毎週日曜、月曜(月曜が祝日の場合は火曜代休)。このため、オープン翌日の22日(日)はお休み、23日(月)は秋分の日で祝日なので開店、代わりに24日(火)がお休みと、変則営業になります。お間違えなく。
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住所:〒060-0042 札幌市中央区大通西17丁目1-7 庭ビル1F
電話:011-302-3333(庭ビル代表)
営業時間:午前11時〜午後7時
定休日:日曜、月曜(月曜が祝日の場合は火曜代休)、年末年始
交通アクセス:地下鉄東西線「西18丁目」駅4番出口から徒歩3分、市電「西15丁目」電停から徒歩6分
https://cholon.website/pages/cholon-new-store-open

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