2024年冬の仕入れ旅日記(その5)

 
水曜は午前中にヤワラートで小物の仕入れを少ししてから、お昼過ぎの便でベトナムのホーチミンへ移動しました。ホーチミンの宿はミニホテル。ベランダのついた部屋にしました。ベランダには鉢植えの植物が置いてあり、コンクリートタイルの床が好みでした。ミニホテルが多いエリアなので、周りにはカフェや食堂もたくさんあります。歩いて行ける距離にお気に入りのスーパーcoopmartも。
 
 
 
晩ごはんは近所のバインベオの小さなお店に入ってみました。店頭ではお店のお母さんが湯気の出る蒸し器でどんどん料理を作っています。バインべオは蒸した米粉とエビなどの具材を組み合わせたベトナム中部の料理。ヌックマムと砂糖などで作った甘めのソースと一緒に食べます。ひとりだったので一皿に4種類のバインベオが載った盛り合わせと、バナナの葉で巻いたハム、お茶を頼みました。軽めの食事でちょうど良かった、ぷるぷるとした食感がおいしくて気に入り、滞在中もう1度食べにきました。
 
 
 
coopmartで買い物を済ませ、近くのチェー屋さんでチェーサンボーロンをテイクアウト。ビニール袋にどっさり氷を入れ、そこにカップに入ったチェーを沈めて渡してくれました。薄まらなくていいけどどんどん氷が溶けるのが気になります。サンボーロンはほんのり甘い切り昆布にはと麦、蓮根、なつめなど薬膳的な具材が入ったチェー。ココナツミルクではなく透明なシロップです、甘い切り昆布がはまるんですよね。
 
 
 
木曜は近所のブンチャーの店で朝ごはんを食べてから、前回の仕入れ旅の際にスカートなどをオーダーしておいた仕立て屋さんへ。製品を引き取り、仕上がりを確認します。しかし検品していると、縫製の出来や細部のデザインの具合など、直したいところが結構たくさん出てきて、ちょっと頭を抱えてしまいました。
 
場所や人が変われば縫製のやり方やデザインへの考え方にも違いがあります。何となく意図を分かってくれるだろうなどという期待通りにはなかなかいきません。もっとオーダー内容を細かく書いたり、サンプルを渡して理解してもらったりすればいいことなので、事前の準備をしっかりすればなんとかなります。きちんと対策を考えて、ここベトナムで納得できるものをスムーズに作れるようにするために、1人会議でいろいろ思いを巡らせます。20数年前ベトナムで仕事を始めたころのことを思い出しました。
 
 
 
翌日は、こちらも前回オーダーしておいたプラかごを受け取りにチャイナタウンのチョロン方面へ。こちらは問題なくきれいに仕上がっていてほっとしました。すでにお店にも並んでいるカラフルなプラかごたちです。色の組み合わせも自分でオーダーしました。実際出来上がったのを見た瞬間ちょっと淡過ぎたかな?とも思いましたが、春らしい色でかわいく仕上がったと思います。特大のナイロンバッグにかごをどっさり詰め込み、車に積んで持ち帰りました。
 
 
 
部屋に戻って一休みしているとなんだか体がだるくなってきて…、横になると起き上がることができなくなってしまい、この後は無理せず半日休むことにしました。日中は30度を超えるので思った以上に体力消耗しているようです。
(つづく)

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