2024年冬の仕入れ旅日記(その6)
土曜の朝はバンコクで買った布を洗濯機にかけて水通し。新しい洋服や小物を作る時は、なるべく洗濯して布の縮み具合や風合いを確認してから縫製しています。
その後は、中央郵便局までかごなどの荷物を発送しに行きました。中央郵便局はフランス統治時代に建てられた建物で、コロニアル様式で黄色の外観やアーチ型の内部がとても美しく、観光スポットしても人気の場所です。ちょうど旧正月の前だったのでアオザイを着て記念写真を撮る人たちや旅行者で賑わっていました。
まずは郵便局の隣の箱屋さんで段ボール箱を買い、荷物を詰め合わせます。大きな国際郵便の受付窓口は建物の裏手にあります。こちらは正面の華やかさとは違って事務的な雰囲気。ベトナムの国際郵便は書類が多いんですよね…。何枚もある書類を書き終え、ようやく発送できました。相変わらず送料はびっくりするくらい高かったです。タイからの送料と比べると倍以上。今は割安な船便がないので仕方ないのですが、ちょっとぼやきたくなる金額でした。
午後はベンタイン市場で小物を選んだり、タンディン市場で布を物色したり。夕方の時間帯、通りかかったタンディン教会がとってもきれいで写真を撮りました。ピンクの外観のかわいい教会で、よく見ると手前に下がっている飾りが小さなランタン型。きっとお正月仕様かな。礼拝の時間だったので中には入れなかったのですが、今度は内部も見学してみたいと思いました。
日曜の朝7時30分、近所の教会から大きな鐘の音が聞こえてきました。この日、午前中は再びプラかごのお店へオーダーに行きました。色やサイズなど書き込んだオーダー用紙を渡して簡単に打ち合わせ。夏に向けてよりカラフルな色合いで頼んでみました。この分は次回のベトナム訪問時に受け取る予定です。
チョロン方面へ行ったので、ビンタイ市場も少し覗いてきました。混沌としていて、並んでる商品や働いている人を見ているだけでやっぱり面白い。しばらく歩いて一休みしようと、食堂でココナツジュースを頼んだ時のこと。冷たいのはありますか?と聞いたら1リットルはありそうな年季の入ったピッチャーがどーんと出てきました。ココナツにストローを刺して飲むのを想像してたんだけどな。ほんとこういうところ、好き。ジュースはよく熟れていて美味しかったです。氷が入っているので冷たいし、ちゃんと果肉も入れてくれています。お店のお母さんがとても感じの良い人だったのでまた行きます。
午後は友人と美味しいピザの店でランチをしたり、知り合いのベトナム人に紹介してもらった縫い子さんに会ったり。夜はカフェで伝票の整理などしたり、翌日の帰国に向けて部屋で荷物の整理などをしました。
(つづく)