2025年6月のタイ仕入れ旅日記

2025年6月12日から1週間、タイへ仕入れの旅に出かけました。現地での買い物やごはんの様子をお伝えします!
<1日目>




新千歳からバンコクまでは7時間。今回はタイ航空を利用しました。オフシーズンのため空いていて、とってもゆったり。座席でアクセサリーを作ったり、趣味のオーケストラの譜読みをしたり、のんびり過ごしました。機内食はフルーツプレートをチョイス。フルーツがもりもりです。
バンコク市内に着いて、最初の夜ごはんはパットシーイウ。もちもちの太麺センヤイの炒め麺です。デザートに食べたココナツミルクのロットチョンナムガティも優しい甘さで美味しかった!
翌日は、タイの生活布「パーカオマー」の仕入れからスタート。この日はインド人街パフラット方面へ行きました。かわいい柄をたくさん集めることができましたよ。せっかくインド人街にいるので、ランチはビリヤニとラッシーにしました。テレビではインドのダンスと歌が流れていて気分はすっかりインドです。
そのあと、老舗の食器と調理器具の店で自分の買い物をいくつか。細い通路の両脇に天井まで食器や鍋が積み上がったカオスな店。食器に直接マジックで値段が書いてあるし、埃っぽいしで笑ってしまうほどなのですが、掘り出しものがあるのでこの界隈に行くとつい寄ってしまいます。店主さんに聞いたら4代目で100年続いてるとか。ひっきりなしにお客さんが来ていました。私はレトロなガラスの食器や琺瑯の小物をお買い物しました。
夜は友人家族とタイスキ鍋を食べに。スープはあっさりスープとトムヤムクンの2種類。鍋はホッとします、美味しかった。
土曜日は週末だけ開く市場「チャトチャック」へ。
<2日目>




土曜日はチャトチャックウィークエンドマーケットに仕入れに出かけました。早朝にベジ食堂でお気に入りの豆の盛り合わせ(見た目は地味だけど美味しい)と野菜まんサラパオを食べてから、シルバーの店へ。バングルなどの製品とオリジナルアクセサリー用のパーツをじっくり選びました。
この日はそんなに暑くなかったので、市場内をいろいろ散策してみたところ、良い出会いもありました。好きなお店には波長の合う人がいて、なんだか引き寄せられる感じがします。すごい数のお店があるのにね。チャトチャックへ行く楽しみが増えて嬉しいです。
タイは今、旅行のオフシーズン。いつもは熱気のあるチャトチャックも、どこかのんびりムードでした。
夜は友人とベトナム料理の「ăn cơm ăn cá 」へ。カーコートー、ネムヌン、バインクオンをおしゃべりしつついただいて、デザートにはバインフラン。緑いっぱいのエントランスも、店内の雰囲気も、お料理も満点、どれも美味しかった。そして、古いソンベ焼きのデザインを元にしたオリジナルのうつわが最高にかわいい。しあわせなひとときを過ごしました。
さて、日曜日はチェンマイへ仕入れに出かけます。
<3、4日目>




バンコクから飛行機で約1時間、足を延ばしてチェンマイへ行ってきました。
チェンマイでも雑貨とシルバーをメインに仕入れます。市内にはかごのお店が多く、広くて、品揃えも充実しています。お店の人たちも親しみやすく、商品を選びやすいんです。チャンモイ通りに並ぶ人気店や、モン族市場の近辺など何軒か回ってセレクトしました。
宿は仕入れに便利なように、ターペー門からほど近い場所に取りました。予約していた部屋の不具合で思いがけず広いファミリールームに泊まれてラッキー。
お昼は大好きなカフェAll about coffeeで友人と待ち合わせ。ランチはサンドイッチとバノフィーパイ、レモングラスティー。ここのバノフィーパイがお気に入り。ずっと再訪したいと思っていたので、数年ぶりに行くことができ満喫しました。
仕入れで動いてるほかは、部屋で商品写真を撮ったり、荷物をまとめてメーピン郵便局から発送したり。合間にリンピンマーケットでお買い物し、食事は市場で買ったお惣菜や果物で済ませて部屋でくつろいでいました。
かごに似合うポンポンのオーナメントや、ほっこりかわいいニワトリのかごなどの雑貨もたくさん仕入れることができました。来週からすぐにお店に並ぶのでまた紹介しますね。
あっという間の2日間。チェンマイは山が近く、なんだか落ち着くんですよね、景色がどこか札幌と似ていて。まだまだ行きたいところがあるので、また次回のお楽しみです。次はゆっくり散策したり写真を撮ったりしたいと思います。
<5、6、7日目>






チェンマイから、バンコクのいつもの部屋に戻ってひと息。後半3日間はアクセサリー関係の仕入れのほか、制作、商品撮影、布の整理など、部屋での作業がメインでした。
ある日のお昼ごはんは近所の屋台のお弁当。オフィス街が近いのでお昼時は屋台やドリンクスタンドが大賑わいです。豚肉炒めのお弁当とタイレモンティー。デザートにマフィンと、おやつに茹でピーナッツも買いました。お弁当は60バーツ、その他は25〜50バーツとお手頃価格。パーカオマーのクロスをひくとパッと食卓が明るくなります。
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買い付けた布類はどんどん洗濯します。パーカオマーは仕入れた後、そのままだと糊がかかっていて張りがあるので、水通しをしてからバッグなどに仕立てています。いつもは日本に送った後にやるのですが、今回はバンコクにいる間に仕入れた布を全部洗って部屋で干しました。写真はピンク系のパーカオマーの洗濯後の様子。洗いまくり干しまくりでした。
ブロックプリントのストールも一度水通しするとふんわりと風合いが良くなるので、こちらも洗濯します。すごい勢いで洗濯して、干して、たたんで、を繰り返していました。
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天然石を仕入れに出かけたお店では、どんなものを作ろうか想像を膨らませながらじっくりと見てまわり、トルマリンやムーンストーンなどを購入。お買い物を終えて、店主さんとスナップ写真をパチリ。なんだかコーディネートが似ていてふたりで笑ってしまいました。
今回も合間には、プロンポンにある楽器屋さんpetersonのスタジオでチェロの練習をしました。ここでは弦楽器もレンタルがあるので楽器を借りて弾くことができます。滞在中にも、日本にいる時と同じように楽器が弾けてうれしい。静かな環境で集中できました。
プロンポンでは、ショッピングモールのエムスフィアをぶらり。いつもここの店内ディスプレイが楽しみなんです。今は街中でよく見るボーダーのビニールバッグの素材を使った装飾がされていました。ランタン型の装飾もパラソルもカラフルでかわいい。タイの見慣れた素材がハッとする素敵な形に生まれ変わっています。
(おわり)