9月のベトナム出張日記（その3）

 

滞在2日目と3日目はチャイナタウンのチョロン地区へ雑貨の仕入れに。市内中心部から西へ車で20分ほど、チョロン地区へ入ると漢字の看板が増えてきます。目的地はチョロンの中心にあるビンタイ市場。私にとってはこのチャイナタウンと市場がベトナムの原点と言える場所。cholonの店名もここからつけました。どこも雑多で暑くて大変だけど、歩けばおもしろいものと出会えて楽しい。街はエネルギッシュで、人々は何となく人懐っこくてやさしい印象です。

 

 

 

ビンタイ市場は2階建てで、何層にもなった売り場が中庭をぐるりと取り囲んでいます。店は全部で2,000軒くらいあるとか。市場の外にもさらに問屋街が続きます。久しぶりに行ったのでまずは市場内をぐるりとひと回り。キッチン用品、文房具、布売り場、包装紙材のお店などを覗きました。食材のお店や食べ物屋さんは見るだけでも楽しい。

 

  

 

チョロン地区には布や手芸用品の店が集まったエリアもあって、こちらもひと巡り。布やボタン、パーツなどをたくさん仕入れました。この時、奥まった店の中で長い時間集中していたら、気がつけば体に熱がこもってぼーっとした状態に。急いで風の通る路上カフェへ行き、ココナツアイスを食べて一休みしましたが、体がだるくなってしまい、しばしお休みすることに。宿に戻ってお昼寝をしました。無理は禁物ですね。

 

 

 

体調も戻ったころ、友人から観光バスに乗るけどどう？とお誘いが。せっかくなので、街でよく見かける2階建て観光バスに乗ってみることにしました。市民劇場の前を出発し、中心部やサイゴン川沿い、開発中のエリアなど回りました。昔は渡し船で渡っていたサイゴン川も今は立派な橋が何本もかかっており、その先には高層ビルやマンションが立ち並んでいて、現在も建設ラッシュです。夕暮れ時に出発したバスは小一時間ほど走り、戻るころにはちょうど暗くなって、夜景がとてもきれいでした。

 

 

 

写真はチョロン地区の様子と、コムビンザンと呼ばれる食堂のごはん。デザート屋さんのチェー（緑豆の餡が入った白玉団子に、生姜風味のココナツミルクがけ）など。

 

（つづく）